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FKT Stories
上田絢加
Izu Trail Journey 伊豆稜線歩道セクション FKT

ここ5年ほどで、関東近県のトレイルランナーにっとて新しく「お馴染み」になったあるトレイルがある。伊豆半島にある伊豆稜線歩道は、トレイルランニングシーンの年末のビッグレース IZU TRAIL Journey(通称 ITJ、約70km)のコースに選ばれたことでよく知られるようになった。2020年にスカイランニングの日本王者に輝いた上田絢加も、実はトレランデビューした3年前にこのレースを走っていた。


AN INTERVIEW WITH
AYAKA UEDA
(2020年スカイランニング日本選手権〈SKY〉優勝)

PHOTOGRAPHY BY SHO FUJIMAKI

2020年のITJはロングトレイルの世界選手権日本代表の選考レースに選ばれ、国内のトップアスリートがエントリーリストへと名を連ねている。一方で大会名が “Race” ではなく ”Journey” となっており、ロングトレイルを各々のレベルで楽しみたい市民ランナーにも広く門扉を開いている。とくに中間地点から先の伊豆稜線歩道セクションはなだらかなオーシャンビューのトレイルが続き、山登りとしてキャッチーなフィールドではないものの、ちょっとした旅感覚でトレイルを走るにはうってつけだ。

ITJという原点

「高校生のころに陸上部でハードルをやっていましたが、長い距離のトレイルを走るようになったのは社会人になってからです。環境の変化や不慣れな仕事で精神的にまいっていたときに、ふと、走ろう!とひらめいて。それからすぐに山を駆ける楽しさにハマって、年末にはもうITJにエントリーしていました。はじめての70km超えで、コンテンパにやられて、感極まってグシャグシャの顔でゴールするころにはすっかり暗くなっていました」

山のレースのゴールで得られる自己肯定感は他に並ぶものがない。トレードマークになっているとびきりの笑顔はこのころから変わらない。めきめきと力をつけていった上田は、競技としてはよりアップダウンが大きく、数十kmと比較的短い距離でタイムを競うスカイランニングに傾倒していく。スカイランニング世界選手権の日本代表にも選ばれ、現在は2021年の同大会にフォーカスしてスピードを磨く日々だ。

「いつかはまたITJを走りたいと思っていたけど、ロングのレースに出るのはもう少し先かなと。だからITJの運営側が今回のセグメントをFKT用のルートとして設定したときいて、これは運命かもしれない!って。過去の自分と比べてどれくらい速くなっているか。自分ひとりで、好きなタイミングで挑めるFKTならそういう競い方ができますから」

ルートについて

「そもそもトレイルランニングの大会のコースってFKTに向いていると思うんですよ」と、ITJ総合プロデューサーの千葉達雄氏は語る。

「大会が開かれることで多くのランナーに走られている実績がありますし、ITJの場合はトレイルの整備も定期的に行っています。山道を走るという行為に関しても認知していただけていて、地域との折り合いも良好です」

ただしITJでも他の多くのロングレース同様、レース当日以外の立ち入りが制限される箇所がある。前半の林道パートや、仁科峠から第二エイドステーションに向かうパートは牧場の私有地を通り抜ける試走禁止区間のため、「約30km地点の『二本杉峠』から最終チェックポイントが設けられる『だるま山高原レストハウス』付近までの、伊豆稜線歩道のルートをそのままセグメントとして設定しました」

描かれた26.35kmのルートはレースのハイライト部分に当たり、伊豆稜線歩道を外れないためオリジナルのレースコースよりも完成度が高い。

セグメントを走る

上田絢加がこのセグメントのFKTに挑戦したのは、レースが行われる12月に入ってからすぐのこと。始点となる二本杉峠はトレイル上にあるため、まずはそこへのアクセスのために『天城越え』で有名な天城峠を駆けあがるところからスタートした。ちなみにこの二本杉峠は旧天城峠にあたる。

「ほどなくして二本杉峠に合流して、いよいよ自分との勝負がはじまります。仁科峠までは基本的にフラットで走りやすかったので、ここをしっかり走りきれたことが今回の記録につながったと思います。私は下りが大好きで、下りのために登りを頑張っているようなところがあって。とくにテクニカルな下りをうまくこなせたときのあの爽快感が楽しいんです」

3年前のレース以来というコースは、何度か舗装路に出てその脇を走ったり横断したりする必要があるため、途中で確認のために立ち止まってしまう瞬間もあった。けれども事前にルートのGPSデータを時計へとダウンロードしていたので、それを手掛かりにすればコースをロストすることはない。

フィニッシュ地点のだるま山高原レストハウスに姿を見せたのは、天城峠を出発してからまだ4時間もたたないうち。3年前より倍近く、速い。そして今回、上田絢加が刻んだタイムは見事セグメントの最速タイムを記録した。過去に同じルートを通過したログを含めて、それも男女を通じてのトップタイムだ。ゴールでは3年前から変わらない混じりっけなしのスマイルを見せて、汗をぬぐう。

「とにかく、すごく気持ちがよかった!こんなに走れるトレイルは久しぶりで、木段を登るパート以外はほとんど走りました。とくに仁科峠から先の、稜線を北上するルートは視界が開けて最高です。終盤のだるま山の登りでは、さすがにからだを引き上げるのがキツかったけど、撮影用のドローンが飛んでいたりして、プッシュすることができました。海がみえるトレイルってやっぱりいいですよね。前は遅すぎて、日が暮れるタイミングで通っていたから、印象が180度変わりました。

静謐な森に包まれるセクションもあって、距離は短くはないけれどトレイル慣れしていない人でも楽しめるコースだと思います。ハイカーさんが少ないので、走り続けるトレーニングにもいいですよね。FKTという手段で過去の自分とも競えるというのが、エキサイティングで。今後、こういうコースでのトレーニングも必要だなと感じました」

励ましのFKT

2020年の夏はスカイランニング日本選手権での初優勝を目指して、プライベートでもよくセグメントチャレンジをしていたのだと教えてくれた。

「ひとり追い込んで走ろうとすると、どうしても途中で妥協してしまうこともあります。でもFKTで自分のログを残すぞと挑めば、モチベーションが持続して、頑張れるんです。ひと夏の間に何度も挑戦したコースもあって、それは単純に自分のタイムが気に入らなかったから。あのセクションをもうちょっとこうできたな、縮められたかなと、一歩ずつタイムを縮めていくのが面白かったですね。Strava上でランキングを眺めてみると知り合いの名前がたくさんあって、あの人、もう何年も前にここをこんなに速く走ってるんだって。それを越そうというよりは、自分も同じようにこのコースで頑張ってみようと励みになる。目標タイムのベンチマークにもなりますしね」

上田絢加(うえだ あやか)
1993年生まれ。大学在学中にランニング、ウルトラマラソンに親しみ、社会人になってからトレイルランニングに魅了される。現在は会社員の傍ら、2018年にスカイランニングアジア選手権で3位になったことをきっかけに、スカイランニングを主軸に活動中。サロモンアスリート。2020年スカイランニング選手権日本選手権〈SKY〉優勝、〈VERTICAL〉準優勝。
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