相対的エフォート – アクティビティの究極の指標

さまざまなスポーツタイプの強度を記録し、フィットネスの傾向を確認しながら一定のトレーニングをしましょう。

適度な運動で健康を維持する。それは、多くの人々が抱く慎ましい願望です。しかし、複数のワークアウトやスポーツを行う場合、適切な量の負荷を把握し、トレーニングの一貫性を維持することは決して簡単なことではありません。

多すぎるのか不十分なのか、疑問を感じながらのワークアウトにはお別れです。心拍数を利用した新機能、相対的エフォートなら、アクティビティの強度を比較して成果を確認できるのです。

相対的エフォートの開発に当たってまず私たちが行ったのは、スポーツに特化したデータサイエンティストである Marco Altini 博士の助言を取り込みながら既存のサファースコアの式を作り変えることでした。ランニングやライドに対する精度を高めることはもちろん、私たちがさらに目指したのは、それが 30 分のインターバルセッションであろうと 1 日がかりのロングランであろうと、心拍数のデータを使ってあらゆるアクティビティに対応させることでした。

私たちはこの取り組みを何千ものアクティビティに対して行い、さまざまなスポーツに適用できるモデルを作りました。そしてフィットネスのレベルにかかわらず正確になるように、多種多様なアスリートたちの間でこれをテストしました。

その結果…

ランニングやライドから、水泳、スキー、そしてローイングエルゴメーターまで、相対的エフォートは心拍数モニターを使ってアップロードしたあらゆるスポーツに対応。アクティビティの負荷を平等な条件下で測定することができます。積み重ねたワークアウトの負荷の合計や、あるワークアウトとまったく異なるスポーツとの負荷の比較などを知ることができます。そしてグループでワークアウトを行う場合は、誰が一番速いかよりももっと面白いことを知ることができます。そう、誰が一番全力を尽くしたか、ということです。

サブスクライバーになると、心拍数データと共にアップロードしたすべてのアクティビティについて相対的エフォートを確認できます。モバイルデバイスに最近の平均と比較したアクティビティのグラフが表示され、タップするとその週の相対的エフォートを詳しく見ることができます。

この週間表示では、1 週間の合計相対的エフォートおよび先週との比較ができるグラフにより、傾向が表示されます。過去 12 週間の平均体重に基づいてトレーニング範囲が推奨され、トレーニング負荷の現状維持または増加の必要性、あるいはトレーニング過多の可能性やリカバリの必要性などが提示されます。

この機能のすばらしい点は、アスリートはただ心拍数モニターをつけてワークアウトを続けるだけでいい、ということです。推奨範囲内であるかを常にチェックし、維持できるようがんばりましょう!

この相対的エフォートの導入に伴い、今後 Suffer Score は使用されなくなります。すばらしいデータ分析を提供した Suffer Score の代わりに、さらに強力で信頼できるトレーニングツールとして、相対的エフォートをご活用ください (トレーニングを楽しんでいるのに「サファー(苦しむ)」というネーミングも微妙でした)。相対的エフォートは、まだまだ多くのすばらしい新機能とともに進化を遂げる予定です。どうぞご期待ください。