東はウィーンから西はニースまで、アルプスの尾根道をたどりながら40日以内で山脈を横断する旅に、ある7名のアスリートたちが挑んだ。4人以上がリタイアした時点でプロジェクトは失敗となる。無謀とも思えるこの遠征は、“Der Lange Weg” (長い道のり)と名付けられた。
“Der Lange Weg” は、1971年にアルプスの横断に成功した4名のオーストリア人チームが開拓したルートを元に計画された。2000キロにも及ぶ遠征ルートの獲得標高は9万メートル。道中にはオーストリアのグロースグロックナー、スイスのプンタ・デュフール、そしてフランスのモンブランなど、アルプス屈指の名峰がそびえ立つ。 今回、この “Der Lange Weg” の縦走に成功したチームより、 Philipp Reiter さんとDavid Wallmann さんにお話を聞くことができた。